ふたつの解体
川南造船所跡内部を公開戦時中、軍需工場として使用され、特攻用の特殊潜航艇も造っていたとされる伊万里市の川南造船所跡が解体されるのを前に、15日、建物の内部が公開されました。
伊万里市山代町にある川南造船所跡は、戦争の悲惨さを伝える遺跡として保存を求める声があった一方で、地元の住民らは老朽化が進み危険だとして市に撤去を要望していたため、伊万里市は、建物を解体することにしています。
15日は、解体作業が始まるのを前に、ふだんは立ち入り禁止となっている建物の内部が報道関係者に公開されました。
建物は、昭和10年ごろに建てられ、戦時中は軍需工場として特攻用の特殊潜航艇などを造っていたとされており、戦後も造船所として使われてきましたが、昭和30年ごろに閉鎖されました。
建物の柱には「安全はあなたを守る国守る」などという建設当初のものと見られる標語が今も残っていて、当時の造船所の様子を伺うことができます。
また、床には、部品などを運ぶために建物の中央を縦断するように敷かれていた線路の跡なども残っていました。
川南造船所跡は、今月22日以降に解体作業が始まり、来年3月中旬ごろまでに解体が完了するということです。12月15日 19時30分
ネイブルランドの解体 本格化13年前に閉園し、大学の進出が決まった大牟田市のテーマパーク「ネイブルランド」の跡地で、閉園後も施設の象徴として残っていた入り口部分の三角屋根の建物の解体作業が始まりました。
大牟田市の「ネイブルランド」は市などが出資した第3セクターのテーマパークとして平成7年にオープンしましたが、入場者の減少でわずか3年で閉園し、大牟田市は今月、およそ4ヘクタールの跡地を、学科を増設する帝京大学に無償で譲渡することを決めました。これを受けて閉園後も残っていた水族館や植物園などおよそ10の建物の解体作業が今月に入って行われ、15日からは施設の象徴だった三角屋根の建物を解体する作業が始まりました。
作業は重機を使って行われ、三角屋根が並ぶエントランス部分の解体だけで数日かかるということです。
ネイブルランドをめぐっては大牟田市が閉園に伴う29億円の借金を10年かけて返済するなど、長年、市の財政を圧迫してきました。解体作業を見ていた市民の1人は「建物がようやく解体されすっきりした」と話していました。
大牟田市によりますと、来年2月中には、すべての建物の解体を終え、3月からは、大学が新しい校舎の建設を始めるということです。12月15日 18時59分
惜しまれる遺構、惜しまれないハコモノ。





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