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2006/04/11

挫く人

ついに、「不揃いの林檎OS」に堪え兼ねてTiger(MacOS 10.4.2)のライセンスパックを買った。数日後に届く予定である。
幻耶麻のMac環境は、OS9.2.2搭載のBlue&White_G4/1GHz(誤植ではない改造機だ)に、同OS搭載の9600/G3-300MHz、それに、いまどき10.2.8搭載のPowerBookG4/800MHzという顔触れである。
B&Wのモニタがダメになったのでモニタを明け渡した9600(九郎義経こと遮那王と呼称)はともかく、単純なバックアップや凝ったクリエイティブワークなどはB&Wが容易だが、主要OSは10.2.8(ジャガー)なのでひっきょうPowerBookがメイン機になる。使用するアプリケーションもちみちみと0S-X対応にアップグレードしてここまで来たので、「助さん格さん、もういいでしょう」という心境になった。のだ。
ついでにB&Wの内蔵用に120GBのSeagateのHDDも買ったので、これでやっと楽になれる・・・もういいんだねパトラッシュ、という心境なのだが。

あ〜ね〜。コンピュータ関連機器を買うと「もったいない!(金が)」という人が周囲に多いのは精神衛生上はなはだ悪い。
0S-X対応にアップグレードしたソフトの箱を見ては「また買ったの?」と眉を顰め、「これで環境が整う」と安堵しようもんなら「理解できん」とイヤミっぽくため息をつかれる。「生活は大丈夫なのか?」とか「他に必要なものがあるんじゃないの?」とか、大きなを通り越して巨大なお世話である。かててくわえて、これで本人がスペック至上主義者だったりすると始末が悪い。アンタのマシンは幾らしたのよ!!!最上位機種じゃないとイヤだっつって、店員に「いちばん売れてるのの、いちばん高いのください」てブッたのは何処の誰よ!!!それでソリテアとネットばっかしてんじゃないわよ!!!と青木さやか化しても許されて欲しいと思うのである(事例はプライバシー保護のため脚色してあるが)。

私がアプリケーションソフトなり、クリエイティブツールを入手するのは自活のためだ。いつ何時、自宅から一歩も出られないほどに病状が悪化してもどうにか喰っていけるようにと。
すべては私にとってのサバイバルツールだ。制作環境が手元にあれば、きっとどうにかなると思える。遊牧民の家畜や装身具、傭兵の武器のようなものだ。
それに、「あれさえあれば・・・」と呪い続けて生きるより、多少は無理をしても正直に手に入れちゃった方が、周囲も自分もハッピーだ。───と、これだけ説明してもまだ「はぁ〜!?」と言われるのでもう大半は諦めているのだが。

自己啓発グッズを見せられると嫌な顔をしたり、そんなもの効果がないと謗ったり、私には関係ないと鼻息で吹き消す人は、変化が嫌なんだろうな、と思う。
自分を変えたい。もっと高いところを目指したい。そんな思いを「物質」にして見せられると、「ありのまま」という言葉に安住して一切の変化や変容を遠ざけている自分に気づかされる。身近な人間だと思っていた相手が、チョモランマを目指している冒険家に思えてくる。すべては想定外だ。怖い。変化についていけてないのが怖い。置いていかれそうな自分が怖い。だから吠える。弱い犬ほどよく吠える。相手のズボンの裾をくわえて、必死にひっぱって止めさせようとする。あるいは、一緒に頑張る振りで同じことをして無意識に頓挫してみせて「ほらやっぱりダメだった。だから止めろって言っただろ」というツワモノもいる。そうやってすべてを自分の「想定の範囲内」に納めてようやくホッとする。良かった、世界は何も変わらない、と。

「世界を革命したい」と思っている人、そこまでいかなくても「自分を改革したい」と思っている人には、こうした『障害』は厄介だ。「革命する力」を「吹き消す力」で、世界はルーティンワークを保っている。『風が吹けば桶屋が儲かる』的に、ちいさな蝶の羽ばたきが、海の向こうで巨大なハリケーンとなって、生まれくる新世界を滅ぼすカオス理論。
───では、旧世界を革命するタイフーンも、ちいさな蝶の羽の一振りから生まれるのかも知れない。
私はそんな、どこかの桶屋を幸せにする小さな風でありたい。

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コメント

なんだかすごいですね。私にはついていけません(爆)

投稿: BENELOP | 2006/04/11 15:55

ふふふ、それなのにオカシな人のオカシな文章を読んでくださってありがとうございますw。ちょっとダークな感じでアタマが昂揚してた時に一気に書いたので、支離滅裂デスね。
でも「世界を良くするかも知れない一歩」を「身近でそういうのがあるのって、なんかヤダ」というキモチだけで止めさせるのは、やっぱりイカンと思うのでした。

投稿: 幻耶麻 | 2006/04/13 10:10

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