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2010/12/22

幸福こそ、最大の復讐である

「幸福こそ、最大の復讐である」。 (Happiness is the Best Revenge.)

チャック・スペザーノ博士の著作のタイトルである。
副題には『30日間で、執着と心の痛手から幸福へと至る法』とある。

唐突にこの言葉を思い出したのは、スリランカ初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がすすめる
「ヴィパッサナー瞑想」の本を読んだからだ。

師は、まず説く。
『私の幸せを願いましょう』
自分自身の幸せを願わずして、周囲の、ひいては生きとし生けるものすべての幸せを願うことは叶わない。
だから説く。
『私が幸せでありますように。私の悩み苦しみがなくなりますように。私の願いごとがかないますように。私に悟りの光が現れますように』
と念じなさい、と。

まさかである、ここでつまづいた。
「自分自身が幸せである」ことを拒む何かがいたのだ。もちろん、自我の中にである。

そこで思い出したのは、同じくチャック・スペザーノ博士の著作にあった「人は、両親や周囲への復讐として、自らが不幸であることを選択する」というものだ。
「こんな私に誰がした」と良くいうが、それこそ「こんなに自分が不幸なのは、お前らのせいだ!見ろ、この惨めさを!この絶望をよく見やがれ!そして後悔しやがれ!」といいたい自己(エゴ)がいる、というものだ。

まさか自分がそうだとは。

そこで思い出したのが、最初の言葉というわけだ。

「幸福こそ、最大の復讐である」。 (Happiness is the Best Revenge.)

ネロ少年を死なせてしまったアロアの父の後悔よりも、シンデレラに先を越された継母と義姉たちの悔しさと脱力感のほうがよほど強かろう。
だけど、エゴはなかなかそうはいかないのだ。アンデルセン童話的な結末のほうが「可哀想な自分」+「ざまあみろな周囲」+「もう取り返しがつかない」という快感があるようだ。

しかし、である。
これでは自分が永遠に幸せになれないではないか!!!

罪悪感の次の壁は、これらしい orz 。


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