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2007.10.09

The world isn't ALL Bad.

「保全」や「維持」というのは案外、難しい。何かをやったという達成感を得るには、地味に維持し続けるよりもハデにスクラップ&ビルドした方が手っ取り早いということもある。ゆえに、『規則正しい生活とバランスの良い食生活で治る』ものまで、『右腕を左足につなぐようなハデで困難な外科手術』をしたがる担当者が、後を絶たない。…私はそーいう仕事のしかたを「犬のションベン」と呼んで軽蔑しているのだが。
「手術の自慢話は、手術の規模に比例する」といったのはマーフィーの法則だが、どんだけ困難だろうと、腕を足につながれちゃあ、いや、右と左を取り換えられても、困るだけなのだ。


東京都東村山市は9日、アニメ映画の宮崎駿監督らが公有地化を求めていた同市北部の雑木林取得に向け、購入費約7300万円を計上した2007年度補正予算案を市議会に提出した。うち2500万円は宮崎監督らが全国から集めた募金を充てる。可決されれば11月にも公有地化が実現する見通し。

時事ドットコム:「トトロの森」購入へ=宮崎監督らの寄付受け−東京都東村山市 から2007年10月9日20時31分に引用


だから、今回の東村山市と宮崎監督と支持者の皆さんの並みならぬ努力には、敬意を表してもまだ足りない。提案を飲んだ地権者の方と業者サンもだ。どんなに素晴らしい土地だって、所有者にはそれぞれ事情ってもんがあるし、満たさねばならない需要ってもんも当然ある。それを上回る価値の証明は、コミュニケーションを密にする事でしか為しえないと思うのだが、どうか。

『カネにならない』雑木林が『カネで買えない』仕事をしているのは、最近の研究ですっかり明らかだ。保水、多様性、生態系の保護。そして、そんな雑木林を造るには、木材になるが花粉も飛ばす「キレイな」針葉樹林を造るのの、数倍いや数十倍もの手間と時間がかかるのだ。スギやヒノキの林を維持するのだって並みの苦労ではない。それよりさらに…というわけだ。

世界的なアニメ監督の宮崎駿さんらが宅地開発からの保全を求めていた雑木林「淵の森」について、地元の東京・東村山市は、土地を買い取るメドが立ったとして、保全していく方針を明らかにしました。 この問題は、宮崎監督が代表作「となりのトトロ」の構想を練ったとする「淵の森」の一部に宅地開発の計画が持ち上がり、いったんは東村山市が買い取って保全する方針を示したものの、地権者が都内の不動産会社と先に売買契約を結んでいたため、価格をめぐり交渉が難航していました。この問題で、渡部尚市長は、9日、市役所で会見し「市民の運動のおかげで地権者や不動産会社も貴重な緑を残したほうがよいという考えに傾いた」と説明したうえで、土地を買い取るメドが立ったと報告しました。そのうえで、およそ1900平方メートルの雑木林の購入費として7300万円余りの補正予算案を市議会に提案し、保全する方針を明らかにしました。これについて、市に保全を求めていた宮崎監督は「たくさんの人に助けてもらい、この風景が残せることになったことをとてもうれしく思っています」とコメントしています。

NHKニュース から2007年10月9日20時35分に引用

なんにせよ、良かった。

あなたの近所にもありませんか、小トトロが出てきそうな林が。
なければ、送りましょうか? ハウステンボスのドングリでも(^-^)

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Tracked on 2007.10.10 at 01:44 PM